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バナナフィッシュ(2)
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BANANA DREAM

少女漫画BANANAFISHの二次創作ブログです。アッシュと英二の幸せな日常話を中心に、バナナフィッシュのキャラクター達とのギャグ・パロディ創作小説を掲載しています。
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<< もしも妖精がアパートに現れたら・1 | main | バナナフィッシュ版 白雪姫1 〜王妃の怒りを買った姫〜  >>
もしもアパートに妖精が現れたら・2
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     妖精の集会では、59丁目のアパートメントに出没した妖精が、
    自分の身に起きたことを話していた。

    「とにかく二人とも美少年なんだけど、僕は死ぬかと思ったよ。
     あの部屋は危険だ」


    【美少年】という言葉に、中年の妖精が食いついた。
    「君、その美少年がいる部屋を私に教えなさい」
    「え? あなた……本気ですか? 」
     妖精は目を丸くして中年妖精に聞いた。


     美少年に興味を持った妖精ディノ・ゴルツィネは つるっぱげの
    中年妖精だった。ゴルツィネは若くて綺麗な子供――特に金髪の
    美少年――の部屋を好んだ。


     その晩、59丁目のアパートメントに妖精ゴルツィネがやって
    きた。彼は扉の隙間から部屋に侵入した。

    「どれどれ……少年に会うのが楽しみだ」
     ゴルツィネは怪しげな笑みを浮かべてあたりを見渡した。


     リビングでは数人の少年たちが眠っていた。どうやら今宵はパー
    ティーがあったらしい。転がった酒瓶と共に飲みすぎた不良少年達が
    いびきをかいて熟睡していた。


    「どこに金髪の少年がいるのだ? ……む! あれか」
     ゴルツィネは仰向きで寝ているアッシュを発見した。


    「ほほう……これは……美しい! 魔性の美獣だ! 」
     世紀の大発見をしたと言わんばかりの表情で、ゴルツィネは
    興奮しながらアッシュの元に近づいた。

    「もっと近くで顔をみたい」
     アッシュのシャツをつかみ、彼はよじ登った。


     アッシュは完全に熟睡していて、ゴルツィネがアッシュの体に
    よじ登っていたことに気づいていなかった。


     アッシュの胸に登ったゴルツィネは、まるでエベレスト登山をしたか
    のように満足感でいっぱいになった。両手を広げて思い切り深呼吸
    をした。


    「うーん、気持ちいい! ここは草原のような良い香りがする! 」
     そして次の到達地点をアッシュの顔に決めた。



     ゴルツィネは先日この部屋に侵入した妖精から、アッシュの首まわり
    を歩いた為に手ではじき飛ばされたと聞いていた。


    「首は敏感なようだ……そこを通るのは危険だ、ルートを変更するか」


     ゴルツィネはアッシュの鎖骨の上に立って、コンパスやらメジャー
    やら様々な道具を使って測定し始めた。


    「違うルートを通って迂回するのも有効だが…… この魔性の美獣は
     警戒心が強くて反射神経が抜群らしいな。短時間で攻めなくては……」


     ゴルツィネはアッシュの鎖骨にジャンプ台を置いた。そして全力で
    走ってジャンプをした。
    「1・2・3……ダァッ! 」


     ジャンプは成功し、見事アッシュの顎の上に飛び乗った。しかも運の
    いい事にアッシュはまだ気づいていない。


    「やった!! 」
     思わずゴルツィネはガッツポーズをとった。そして彼はアッシュの顔を
    うっとりと見つめた。

    「このミッションをやり遂げた自分に、最高の褒美を与えるか……」


     狙うはアッシュの唇。
    「マイ・スイート・ハニー、おまえに会いたかったよ……」


     ゴルツィネはアッシュの唇に近づいてキスをしようとした
    その瞬間


    「……へックシュン! 」
     アッシュがくしゃみをした。


    「うわっ!! 」
     風圧でゴルツィネは数メートル飛ばされた。だが彼は奇跡的に無傷だった。


    「何だ? 」
     地面は水風船のようなボヨボヨした感触がした。


     ゴルツィネは酔っぱらって寝ていたコングの腹の上にはじき飛ばされた。
    「トランポリンみたいな腹だ。どんな無様な顔をしているんだか……
     確認してやる」


     ゴルツィネはコングの鎖骨の上にのぼった。そして顔をみおろした。
    「……残念だ、やはり私のタイプではないな。今すぐ下山しよう」
     そう思って引き返そうと思った瞬間、コングの手がゴルツィネを握った。


    「え……掴まれた? 」
     まるでキングコングにつかまれた美女のような態勢だ。
     体をよじったが、全くビクともしない。

    「……美味しそうだな。英二の作るドーナツが一番上手いぜ……」
     寝ぼけているコングは、ゴルツィネをドーナツと勘違いして食べようとした。


     コングが口を大きくあけた。
    「いただきます……」

    ゴルツィネはコングの歯をみて、背筋が凍った。
    「ぎゃぁぁぁぁ……! 食べられる! 」


    何とか必死に抵抗して、命からがら逃げてきた哀れな中年妖精は
    二度と59丁目のアパートメントに現れなかった。


    <完>


    らぶばなです。お読みいただき、ありがとうございました。

    今回は、ゴルツィネが妖精ならアッシュにどんな
    ことをするだろう? と考えて創作しました。
    完全にギャグストーリーになりましたが、アッシュの唇は守られ
    ましたのでご安心ください(笑)

    明日から長編シリーズを開始しようかと考えています。
    よければご覧くださいね。

    拍手・コメント・ご感想は下の拍手ボタンからどうぞ★
     以下、拍手お礼です

    通りすがり様
    中年妖精とコングを笑っていただいてありがとうございます(笑)
    それと温かいお言葉を頂き、感激しました(^^)
    お仕事の後、お部屋で当ブログを読んで頂くのを楽しみにして
    いただいてるとは……!
    実はつまらない事で凹んでいたのですが、元気になりました!
    (エレベーターで降りる階を間違えて恥ずかしい想いをしたとか、
     封筒と便箋を間違えてボスに渡したとか、そんなレベルです)
    こうして私の話で癒されたり、楽しい気持ちになってもらえたり
    すると嬉しいです。できる限り続けたいと思います!

    拍手を下さった方へ、ありがとうございました。 

    | 夢妄想・もしも編 | 06:35 | - | trackbacks(0) | - | - |
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