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BANANA DREAM

少女漫画BANANAFISHの二次創作ブログです。アッシュと英二の幸せな日常話を中心に、バナナフィッシュのキャラクター達とのギャグ・パロディ創作小説を掲載しています。
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もしも映画タイタニックをアッシュと英二が演じたら・5
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    らぶばなです。 BANANA DREAMへようこそ!

    前回、フォックスの罠にかかった英二は 手錠をかけられ、
    船底の部屋に監禁されました。そして今回、アッシュが英二を
    救出するために奮闘します。

    映画では、ローズが手錠で拘束されたジャックを助けましたが、
    その時ローズは手錠をオノでたたき割りました。
    私はそのシーンでふと疑問を感じました。

    手錠のつなぎ目をオノで割っても、完全に取れないのでは・・・・・・?

    鍵を差し込まないと、手錠は手首に付いたままではありませんか?
    (私の勘違いかもしれないので、どなたか知っていたら教えて下さい……)

    手錠のイメージができずに困ったので、私はオノで割りやすい手錠を探す
    ことにしました(笑)

    探していると、種類がたくさんありました。面白いのでほんの一部ですが
    ご紹介します。(誤解のないように言いますが、変な趣味はありませんよ。)


    これはステンレス製手錠です。このタイプが一番多かったと思います。
        ▼▼
     
    手首の部分に鍵穴があるので、たとえ斧で叩き割っても、
    鍵がなければ手首に手錠がついたままになりそうですね。
    私の評価は50点です。


    これは地下牢用手錠です。囚人用なので迫力があります。
       ▼▼
     
    この手錠は、手首に当たる部分の太さがイメージに近いのですが
    六角レンチが無いと解錠できません。よって評価は60点です。

    そして理想に近い手錠を見つけました!

    金属製南京錠付き手錠です。
      ▼▼

    南京錠をはずしたらこの様にとれます。
      ↓ ↓
     
    この手錠は南京錠のU字になっている部分さえ壊せば、
    手首からすぐにはずせますよね? 私の評価は85点です。
    今回の創作で出てくる手錠は、これをイメージしてください。

    さて、長々と私のくだらない話にお付き合いいただきましたが、
    そろそろ本編に入ります。

    とうとう氷山が客船にぶつかります。アッシュと英二の運命は
    どうなるのでしょうか?
    以下、バナナフィッシュ創作小説です。お楽しみ下さい。



    【もしも映画タイタニックをアッシュと英二が演じたら・5】



    深夜、タイタニック・バナナ号は 寒い北大西洋を西に進路を
    とっていた。甲板の船員が 船の前方にそびえる氷山を発見した。
    そのあまりの巨大さに驚いた船員は 大声で叫んだ。


    「氷山だ、ぶつかるぞ!」


    船員が必死に舵を切り、氷山との正面衝突は避けたが、船は氷山の側面と
    接触してしまった。大きな衝撃と振動が船内を駆け巡った。

    「何だ? 」
    船底にいた船員が穴を発見した。

    「大変なことが起きた! 」

    壁が破れ 埃が舞い散り、衝撃によってできた亀裂から 海水が勢いよく流れ込んできた。


    豪華客船は浸水が始まったが、上の1等乗客は優雅にふるまっていた。
    彼らは「絶対に沈まない」と宣伝されているこの船を信じていた。


    アッシュはゴルツィネ、フォックスと共に食後のお茶会に参加していた。
    アッシュの耳には『翡翠のピアス』がつけられていた。
    白く柔らかな肌にきらびやかな宝石が輝いていた。

    アッシュは、ティーカップに注がれた琥珀色の紅茶に手をつけることなく、
    その揺れる水面をじっと見つめながら 考え事をしていた。


    (やはり英二が宝石を盗んだとは思えない……これはフォックスが
     仕組んだ罠ではないか? )

    拘束された時、 英二は「僕を信じて」とアッシュに言った。
    英二は黒い瞳を大きく見開き、まっすぐアッシュを見つめていた。

    アッシュは 英二に会って真実を確かめたい気持ちにかられ、席をたった。

    「アッシュ、どうした? 」
    「すみません。気分が悪いので、先に休ませていただきます。」
    「大丈夫か? 今日は色々あったからな……。
     ゆっくり休みなさい。」


    アッシュはダイニングルームを出たが、部屋へ戻らず
    英二が監禁されている船底へ向かった。


    アッシュは 船底に向かう途中で船の異変に気付いた。
    船底の3等乗客が必死の形相で上へ上へと押し寄せてくるではないか。
    荒々しい足音・先を急ぐ3等乗客の罵声が通路に響いていた。


    アッシュは乗客の一人を無理やりつかまえて聞いた。
    「何が起こった?」
    「船が氷山にぶつかった。この船は沈没する! 分かったら放せっ! 」
    「何だって!!  」
    (英二が危ない!急いで助けないと! )



    手錠をかけられた英二は 船底の薄暗い部屋に監禁されていた。
    粗末なベッドと机、椅子しか置いていない部屋は狭く、かび臭かった。

    ドアは外側から施錠されており、英二は部屋を脱出できないでいた。
    「誤解が解ければ、解放されるだろう」と英二は呑気に考えていたが、
    船底を走る人々の足音と罵声がこの部屋にも響きわたり、非常事態が起きた
    事が分かった。

    更に木製ドアの隙間から海水が侵入し、じわじわと床一面に広がりだす
    様子を見るうちに英二は恐怖心でいっぱいになった。

    自由の利かない手首を振り上げ、木製ドアを懸命に叩いた。
    手錠が肌に擦れ、その痛みで顔をゆがめながらも英二は叫んだ。
    「助けて!ここから出して!」

    「英二! どこだ? どこにいる? 」
    アッシュは、船底の部屋のドアを1枚ずつ開けて、英二が監禁されて
    いないか確認していた。

    (たのむ……間に合ってくれ!)

    その時、アッシュはある部屋からドアを叩く音が聞こえた。

    「英二? 」

    英二もアッシュの叫び声が聞こえた。
    (いま……確かにアッシュの声が聞こえた!)

    「アッシュ! ここだよ! 僕はここにいる!」
    英二は必死に両手でドアを叩いた。水位は膝上にまで
    上がってきていた。


    「ここにいるんだな、英二?」
    「うん! ここにいるよ!」
    「今あけてやる! ドアから離れろ!」

    アッシュは他の部屋から猟銃を持ち出した。そしてドアノブまわりを
    1周するように正確に撃ち抜き、更に足でドアを蹴り上げた。
    木製のドアは みしみしと音をたて、水面に水しぶきをあげて倒れた。


    「アッシュ! 」
    英二が笑顔を見せた。

    「英二、悪かった……! お前を疑ってしまって。
     こんなもの、お前が欲しいと思う訳ないのに!」


    アッシュは耳につけていた『翡翠のピアス』をはずし、
    ジャケットの内ポケットにしまった。

    「今すぐその手錠をはずしてやる!」


    アッシュは、手錠をはずす道具を探すために部屋を出た。

     


    その頃、船の設計者は船長にこの船があと1〜2時間で
    沈没することを伝えていた。


    船長によりSOSが発信され、救命ボートが下され始めた。
    だがボートの数は乗客全員を助けられられない。
    女性と子供から避難が始まった。


    ゴルツィネとフォックスもようやく船が沈むことを理解した。
    フォックスは焦った。

    「まずい、このままでは…… 養子縁組の話どころではない……」

     


    海水は船内にどんどん流れ込み、船を飲み込み始めた。
    アッシュは胸まで迫る海水の中を探し、オノを発見して
    英二のいる部屋に戻ってきた。


    「英二、このオノで手錠を叩き割ってやる! 
     南京錠のU字の部分を壊せばその手錠は必ずはずれる。
     怖いと思うが…… いまは俺を信じてくれ! 絶対に動くな! 」
    アッシュは手錠でつながれた英二の手を握りしめて言った。


    「うん…… 僕は君を信じている!」


    恐怖心でいっぱいのはずなのに、英二はアッシュをまっすぐ見つめた。
    そして机の上に手首をのせた。

    「いくぞ……!! 」

    アッシュは力いっぱいオノをふり上げた。
    その瞬間、英二は思わず目をきつく閉じた。
    鈍い音が両手に響きわたり、英二は何が起こったのか分からなかった。

    英二はゆっくりと片目ずつ目を開けた。
    南京錠はグニャリと曲がり、半分にちぎれていた。

    英二は ずっと手首を締め付けていた手錠を外した。
    ようやく手首を自由に動かすことができるようになった。


    「アッシュ、ありがとう! 」
    英二はアッシュに抱き着いた。

    「あぁ! ここを早く出よう! 上に行くぞ! 」
    ホッとしたのもつかの間、手を取りあってすぐに部屋を出た。


    二人はようやくデッキの上に出ることができたが、そこは
    逃げ惑う人々でごった返し、悲惨な状態だった。



    1等乗客は女性客からボートに乗り移って行った。
    フォックスは男性にも関わらず、金の力と暴力で船員を脅し、
    何とかボートの席を3人分予約することができた。


    「ゴルツィネとアッシュを何としてもボートに乗せないと
     養子縁組の話がなかったことになってしまう・・・。」


    ゴルツィネにはボートの席を確保するから
    上デッキで待っていてほしいと伝えていた。
    後はアッシュを見つけるだけだった。

    人々の混乱の中、フォックスはデッキに上がってきた
    アッシュと英二を発見した。

    (あいつら! アッシュめ、消えたと思ったら……)

    「アッシュ! 早くボートに乗りなさい!」
    フォックスがアッシュの腕をつかまえた。
    だがアッシュは答えない。心配そうに英二を見つめた。


    フォックスは、アッシュが英二がボートに乗れないことを
    心配していることに気付いた。


    「英二君の席は向こうのボートにとってある。
     だからアッシュ、安心して乗りなさい。」


    「アッシュ、ボートに乗って! 僕は向こうの
     ボートに乗るから!」

    「英二……」

    英二の説得でアッシュはフォックスと共にボートへ
    乗り込んだ。

    「アッシュ、お前はここで待っていなさい。
     私はムッシュウを連れて来る。」

    英二はフォックスが嘘をついている事が分かっていた。
    だが、どうしてもアッシュにボートへ乗ってほしかった。
    英二がアッシュのいるボートに向かって大声で叫んだ。


    「アッシュ! 生きるんだ! どんな事があっても
     生き抜くんだ! ……僕も絶対に生きるから! 」


    ボートのロープがゆっくり下され始めた。アッシュは救命ボートから
    人々を掻き分けて、船の本体の柵にしがみついた。


    驚いたフォックスは アッシュを引き留めようと追いかけた。
    銃で英二を撃とうとしたが、勢い余って海中に落ちた。

    「うわ! 助けてくれ! 」

    だが、パニックになっている客船の乗客にその声は届かず、まして
    ボートに乗っている女こども達ではフォックスを助けることなどできなかった。
    おぼれた後にフォックスは海中に沈んでしまった。



    客船では、英二がアッシュの腕を引っ張って船に引き上げた。


    「アッシュのバカ!!どうして戻ったの?」
    英二はアッシュに思わず抱きついた。


    「俺は、偽物しか得られないあいつらより、本物の愛情を示してくれる
     お前の方を選びたかった…… 後悔はしていない。」


    「アッシュ、本当にバカだよ…… でも、僕は嬉しい。」


    二人は感動して涙を流したが、タイタニック・バナナ号は
    どんどん角度を大きくして海中に沈み始めた。甲板から
    滑り落ちて叫び声とともに海に落ちるものも大勢いた。



    その頃、ボートの残席を巡って争う人々や、混乱を鎮める
    ために発砲される銃声を静かに見聞きしていたゴルツィネは
    すでに自らの死を覚悟していた。

    側近に命令して用意させた最高級のスーツを着て、豪華な
    皮の椅子に座り、葉巻をゆっくりふかした。

    その手には 英二が撮影したアッシュの写真を持っていた。
    彼は数枚の写真を自分の金庫に入れた。


    「私は最後まで誇り高く、そして紳士らしく海に沈んでいく。」
    ゴルツィネは、最後の瞬間まで誇り高く振舞った……。



    <続> 次回最終 
     


    次は最終回です。二人はどうなるのでしょうか?
    もし楽しんで頂いたのなら、下の拍手ボタンを押していただけると
    更新の励みになるので嬉しいです。
    読者さまの感想を送ってもらえるとありがたいです(^^)

     以下、拍手お礼です。

    yukino様
    ゴルさん、カッコよいですね。実際のタイタニック号でも、このように最後まで紳士らしく
    振る舞った方がいたそうです。それをゴルさんにあてはめてみました。

    おひとりで10回以上も拍手を下さった方が何名かいました!
    恐縮です……でも嬉しいです。何回も修正して5話を完成させたので
    涙がでそうなぐらい嬉しいです!(でもすぐにギャグストーリに走るんですけどね)

    他、拍手を下さった皆様 ありがとうございました!(^^)ワーイ






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