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BANANA DREAM

少女漫画BANANAFISHの二次創作ブログです。アッシュと英二の幸せな日常話を中心に、バナナフィッシュのキャラクター達とのギャグ・パロディ創作小説を掲載しています。
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<< バナナフィッシュ版白雪姫4 〜姫の逃亡、悪魔の森へ〜 | main | 〜アッシュ・リンクスに これをされると困ります〜 >>
バナナフィッシュ版白雪姫5 〜悪魔との対面〜
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    リンクス国ではディノ女王が荒れていた。
    愛する後継ぎ息子のアッシュ王子が行方不明だからだ。

    「ジョージ、アッシュはどこへ行ったのだ!
     見はっておけと言ったはずだ! 」
    女王は鼻息荒く言った。

    「申し訳ございません。王子の行方は分かりません……
     ただ、マックスと一緒に乗馬訓練に出たようです……」
    ジョージは女王が怖くて顔を見る事ができなかった。

    「マックスはどこへ行った? 」
    「それがマックスも行方不明でして……」
    「一緒に逃げたのだな!あの二人はどこへ行ったのだ?
     まさか、悪魔の森を抜けるつもりか……? 」

     一方、森の中をさまようアッシュ王子とマックスは
    完全に道に迷ってしまった。しかも馬は一頭しかいない。

    (バディ、せめて森を抜けるか、無事でいてくれ……)

    「マックス、お前が見たのは悪魔だったか?」
     王子はマックスに確認した。
    「悪魔かどうか分かりませんが小さくて、人のような
     形をしてました。王子は悪魔を見ましたか? 」
     マックスは自信なさげに話した。
    「悪魔なら俺は毎日見てきたよ……ディノ女王という
     悪魔をな」
     王子はニヤリと笑った。女王の支配下で自由のない辛い生活を
    してきた王子のことを思うと、マックスは心が痛んだ。
     王子はリンクス城での生活より、悪魔の森にいる方が
    気は楽のようだ。

    「あと何日たてばこの森を抜けれるのだろう? 」
    「早くスノー国に入りたいですね」
    ため息まじりにマックスが言う。

    「マックス、お前はスノー国について何か知っているか?」
    「噂ですが……スノー国には最強のブランカ国王が統治
     されていると」
    「聞いたことがある、かなりの狩猟の腕前らしいな 」
    「えぇ、剣術や武術も素晴らしい腕前のようです」
     マックスは少し興奮気味に言った。

    「きっととんでもない筋肉男だろうな」
    「そうかもしれませんね。国王には一人娘がいまして、
     国民から「白雪姫」と呼ばれるほど色白で美しい
     姫様のようです」
    「白雪姫か……ぜひお目にかかりたいものだな」
     王子は少しほほ笑み、空を見上げて言った。

    「王子と白雪姫ならきっとお似合いですよ」
    「こんな森の中で会えたら奇跡だな」
     笑いながら二人は更に森の中を進んでいった。


        ***


     伊部に置き去りにされた英二姫は森の中をさまよっていた。
     光がほとんど入らない森は、姫の時間感覚を狂わせた。
     更に伊部から渡された食料も残りわずかになっていた。

    (どうしよう……困ったな……)
     不安でいっぱいになり、思わず涙ぐんでしまった。
     その時、小さな何かが動くのが見えた。
    「誰?」
     姫は脅えながら聞いた。

    「……お前こそ誰だ?」
     現れたのは小さな小人だ。英二姫の腰ぐらいの大きさなので
     はじめは子供かと思ったが、良く見ると少年だった。

    (あ、可愛い……)

    「私はスノー国の英二姫。白雪姫と呼ばれているわ」
     英二姫は恐れることなく笑顔で答えた。

    「俺はシン。この森の住民だ……この地の底に潜って
     鉱山や金を掘っているんだ。俺達のことを悪魔だと
     言う奴もいるようだが……」
    「悪魔なんかじゃないわ」
     英二は断言した。

    「お前、大丈夫か?随分疲れているようだが……
     俺らの家にくるか? 」
     小人シンは心配そうに言った。

    「えぇ!いいの? 」
    「あぁ、構わないぜ。」

     思わぬ提案だったが、疲れていた英二姫はシンについて
    いった。

     シンは小さくて可愛らしい家に英二を連れていった。
     家の中には、シンと同じ大きさの小人がたくさんいた。

    「シン、みんな一緒に暮らしているの?」
    「あぁ、そうだよ。お前ら紹介するぜ!こちらはスノー国の
     英二姫だ。」
     シンが英二を紹介した。

    「お姫様?本当かよ……」小人ボーンズがふりむいた。

    「人間?初めて見たよ 」小人コングが驚いた。

    「なんて可愛いんだ!」小人アレックスが叫んだ。

    「女の子!会えて嬉しいわ。」小人アキラが喜んだ。

    「たまげた!べっぴんさんだ!」小人ショーターが笑った。

    「お姫様がなぜ森にいるんだ?」小人ケインが冷静に質問した。

    「そ……それは……」
    英二姫は事情を説明した。

    「姫、それは大変だったな……」
    シンをはじめ小人たちは同情した。

    「なぁ姫、俺らと一緒に暮らさないか? 」
    ショーターが提案した。

    「そうだよな……俺達は昼間仕事に行くから、その間に俺達の
     食事や掃除をしてもらえないか? 」
    「もちろん! 」

    こうして英二姫は小人達と一緒に暮らしはじめた。

    英二姫はお世話になる代わりに、小人の為に料理を作って
    掃除をし、皆の世話をした。

      コング:「英二姫、おかわりちょうだい!」

       シン:「あ、俺も俺も!」

      アキラ:「もー食べ過ぎよ!」

    アレックス:「英二姫、スープも欲しいぜ!」

     ボーンズ:「俺、グリンピースは食べれないよ」

      ケイン:「ガキみたいな事言うなよ。」

    ショーター:「英二姫、服のボタンがとれたよ〜」

    (何だか7人の子供の母親になったみたい……)

     英二姫は微笑ましく7人の小人を見つめた。


           ***

     ユーシス王妃は、英二姫が死んだと思いこんでいた。
     上機嫌でワインを飲んでいたら、ふと魔法の鏡が目にうつった。  久しぶりに魔法の鏡に向かって質問してみようと思い手に取った。
    「鏡よ鏡、この世で最も美しい女性は誰? 」
     
     リンクス国のディノ女王が鏡に写り、女王は答えた。
    「それは白雪姫です」
    「え……そんなバカな……」
     当然、ユーシス王妃だと言われると思っていた王妃は驚いた。英二姫は
    死んだはずなのに。

    (もしかして、イベが逃がしたのか?)

    「召使いに頼んだのに!どうすれば私が一番に
     なれるの? 言ってちょうだい! 」
    王妃は食い下がった。

    「人は裏切るものです。あなたが直接手を下すのが
     よいのでは……? 」
     ディノ女王は低い声で静かに助言をした。

     王妃は怒りに震えていた。近くにいた女中のマーディアに
    命令した。
    「今すぐイベを呼んで来い!」
    「はい、ただいま。」

     マーディアはごく普通に接したが、王妃の様子がおかしい事に気づいた。
     嫌な予感がしたので 伊部の元に行き、彼にこっそりと助言した。

    「イベ、あなた何をしたの?王妃が怒っているわ。
     私の勘だけど、あなた、ただじゃすまないわよ」
    「そうか……とうとう気づいたか」
     伊部はしまったと言って、俯いてしまった。

     マーディアが伊部の目をじっと見た。
    「私が王妃をごまかすから、今すぐ逃げなさい」
    「そうするよ。しばらく森の中に隠れてるよ。
     マーディア、ありがとう」

     伊部はすばやく荷造りをして、
    馬小屋の白馬バディを連れて森の中へ逃げた。

     しばらくして、マーディアが王妃の部屋へむかった。

    「ユーシス王妃、イベは逃亡してしまいました。
     私がイベの元に行った時にはすでに荷物もなく、
     もぬけのからでした」
     マーディアは淡々と言って、王妃に嘘をついた。

    「イベの奴め……!」
     冷静なマーディアの嘘に騙された王妃は、怒って拳をふりあげた。

    「マントを一着用意しなさい。それと馬を。
     今から外出します」
     王妃は恐ろしい決意をしていた。

    (……私が直接、英二姫に手をくだしてやる! )


    <続>

    悪魔の森の『悪魔』の正体は小人たちでした。原作グリム童話の
    小人はおじさんで、あまり可愛いとは言えないのですが……こちらの
    小人たちは若いストリートキッズ中心に集めました(ひとりだけ女の子
    (暁)がいますが)。きっと可愛いでしょうね。
    小人のケインはあまり想像できませんか?(笑)
    今後、王妃ユーシスがどう出てくるか気になりますね。
    どうぞ次回をお楽しみに……

    【お知らせ】
    7月1日よりブログを現在のジュゲムから、アメブロに移行しようと思います。
    詳細は後日お知らせしますね。今後ともよろしくお願いします。

    以下、拍手お礼です。
    きいろ様
    小人のシンとアキラ、見てみたいです。
    ちびカップル誕生しないかしら?
    ちびコングとちびケイン、凄みあるでしょうね。

    小人たちのサポートを受ける英二とますます嫉妬の炎を
    もやす月龍、バトルはヒートアップしそうな予感?
    コメントありがとうございました。


    他、拍手をいただいたお客様へ
    ありがとうございました!嬉しかったですよ!
    yukino様
    小人シンは何となくイメージしやすいですよね。
    (小さいからでしょうか……)
    コングは身長190cmほどありそうなので、
    確かに他の小人より大きいでしょうね。
    コメントありがとうございました!
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